創業日とその由来
Askall株式会社は、2024年5月15日に設立しました。この日は、平将門を祀る神田明神の例大祭が行われる日でもあります。
平将門には、私自身がITエンジニアとして働いていた頃から縁があり、東京・大手町にある将門塚へ参拝したことがきっかけで、多くの経験と転機を得ることができました。そして、これらの経験が最終的に会社設立へとつながりました。
起業までの経験
起業に至るまでの期間、私はSES事業(システムエンジニアリングサービス)に従事し、様々な大手企業のプロジェクトへ参画しました。そこでは以下のような貴重な学びを得ました。
- 会社組織の体制と社内ルール
- 必要な社内システムと運用方法
- 人員単価や契約構造
- 営業方法と顧客企業との折衝スキル
- 開発プロセス全体の理解
これらの経験は、Askall株式会社を設立した後の経営基盤を築くための土台となりました。
失敗しない起業方法
私が導き出した結論は、「会社を設立しても、すぐに単独での独立はしないこと」です。
多くの方が起業前にはどこかの企業に勤務しているはずです。その状態で会社を設立ができれば、勤務先の給与を確保しながら、自身の会社の環境を整えることができ、安定して起業ができると思います。
具体的には、設立後も引き続き勤務先で働きながら、会社運営に必要な業務や手続きを進めます。
そして、従業員を雇用し、勤務先から案件を受注できるよう営業・調整を行い、徐々に会社の収益を確保していく。この方法であれば、資金が枯渇するリスクや生活の不安を最小化できます。
また、勤務先との信頼関係を活かすことで、営業活動もしやすくなります。
メリット
- 勤務先からの給与で生活の安定を確保
- 資金枯渇リスクの軽減
- 勤務先との関係を活かした案件受注
デメリット
- 勤務先と自社の業務を並行するため、仕事量が増大
- 休暇はほとんどなくなる覚悟が必要
- 自社専業へ移行するタイミングの見極めが難しい
次回記事への予告
法人登記には、会社設立までの複数のステップと注意事項が存在します。
次回以降の記事では、これら一つひとつの手続き内容や実務上のポイントについて、詳しく解説していきます。